蒸れやすい犬の耳の中を清潔に保つ


犬用イヤークリーナー使い方

野生動物であれば特に耳掃除やシャンプーをする事はありませんが、日本のように高温多湿な気候の環境で生活をする犬には、湿度で濡れ雑菌が繁殖しやすい状態です。もしも汚れが溜まっているようであれば、月に1回から2回程度で良いため、掃除をしておいた方が良いといえます。なぜ掃除を行った方が良いのかというと雑菌の増殖を防いで、犬の外耳道の衛生を保つことが理由です。

耳を隠して毛布に隠れる犬

梅雨・夏の季節は特に要注意

特に梅雨から夏の時期にかけては湿度が高く、シャンプーをした後などは、外耳道が蒸れて菌の栄養源にもなる余分が増えがちです。外耳炎は悪化してしまうと最悪の場合は手術が必要になることもあるため、この外耳炎を予防するためにも、外耳道を清潔に保つための耳掃除は有効といえます。
犬の耳の形や構造は人間とは異なるため、適した耳掃除の方法を実践することが大切です。犬用イヤークリーナーを使うことも1つですが、その使い方をしっかりと把握しておくことが大切です。


ブルブルと頭を振るチワワ

犬用イヤークリーナーの使い方

一般的に犬の耳は中がL字型になっています。このようなことから耳の奥の汚れを綿棒などで取る事は難しいです。そこで掃除を行うのに適したケア用品がイヤークリーナーと呼ばれる洗浄液です。イヤークリーナーを数滴ほど耳の中に入れて、耳の根本を指でつまんで何度か揉みましょう。飼い主が手を離すとブルブルと顔を振るので、この時に余分な液体が排出されます。イヤークリーナーは耳にトラブルがない立ち耳の犬であれば特に必要はありません。耳が垂れている犬種や外耳炎をよく発症する場合には、湿度が高い時期に月に1回程度を目安に使うようにしましょう。


おやつをかじるトイプードル

嫌がるわんちゃんには

イヤークリーナーを使い掃除をしようと思っても、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。場合によっては手に噛み付くなどして嫌がることもあります。このような場合には、耳を触られるのに慣らすことから始めます。すぐに飲み込めないような硬いジャーキーなどをかじらせながら、触られることに慣れていきましょう。毎日続けるうちに、掃除が出来るようになる犬も多いです。イヤークリーナーに対する苦手意識が拭えなければ、おやつをかじらせて意識が行かないようにした上でケアを行いましょう。


以上、犬用イヤークリーナについてのご紹介でした。


少しずつ慣れていくといいですね


※画像はイメージです。

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