キャットフードの表示どれだけ知っていましたか?


キャットフードの成分分析

キャットフードを選ぶ際に着目したいのがどんな成分がどれだけ含まれているのかという点です。

三匹ならんでご飯を食べる猫

猫の5大栄養素とは

キャットフードにおける公正競争規約では、猫の5大栄養素であるタンパク質・脂質・粗繊維・灰分・水分の含有量の表示ルールが定められております。
メーカーによってはこの5大栄養素の他にミネラル値やビタミンなどの他の栄養素の値も公開している場合があります。では、キャットフードの成分分析で欠かせない5大栄養素それぞれの役割を確認していきます。


キャットフードを食べるエキゾチックショートヘア

タンパク質と脂質

「タンパク質」とは猫の体の構成要素として非常に重要な成分であり、体の成長から発達、体組織の修復に消化酵素、免疫系まで全て関わっています。特にタンパク質を構成するアミノ酸は20種類あり、それぞれ必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類され、前者は体内で作り出すことができないのに対し、後者は体内で作り出すことができます。
猫特有の必須アミノ酸の1つがタウリンであり、他の哺乳類は体内でタウリンを合成することができるのに対して、猫はタウリンを他のアミノ酸から合成する能力が低いので、日常の食事から摂取を行う必要があります。
「脂質」はタンパク質・炭水化物と比較して約2倍以上のカロリーを供給するエネルギー源であり、脂溶性ビタミンA・D・E・Kの吸収を助けて被毛や皮膚の健康を促進させ、血液や細胞膜、神経組織や筋肉の成分となる大切な働きを持つ成分です。


めをつむる長毛猫

粗組織・灰分・水分

脂質は脂肪酸と呼ばれる成分で構成され、食事から摂取する必要がある必須脂肪酸があります。特にリノール酸やα-リノレン酸、アラキドン酸などは猫の健康に欠かせません。
「粗組織」は炭水化物に含まれる植物繊維の1つで、水分を保持して膨らみ腸を刺激したり便を増やしてスムーズな排便をサポートする作用があります。「灰分」は主にミネラルを指し、カルシウムや鉄、ナトリウムやマグネシウム、リンやカリウムが挙げられます。
骨や歯の構成や筋肉の収縮や弛緩、神経の情報伝達など生きる上で必要不可欠な栄養素となっています。最後の「水分」は体温調節のサポートから老廃物の運搬、排泄機能に関わったり体内の様々な代謝など猫の体内においてあらゆる重要な役割を持つ成分です。


以上、キャットフードの成分分析についてでした。

パッケージの裏面までしっかり読みたいと思います。


※画像はイメージです。

ペットオーダーメイドトートバッグアイテム特集